お客様情報
【業界】 |
運輸車両 |
【導入製品】 |
ダブルリンク式トルクレンチ |
概要
台車の一本リンク(車体側)の締付け作業は、締付ける装置および治具が重い(約10kgf)ため、作業者2名で作業する必要があるなど作業負荷の大きい作業となっていました。
また、トルクレンチのソケットがボルトの頭の半分しかかからず、外れる恐れがあることや、台車形式(M車、T車)により、レンチのソケットを取り換えなければならないため、改善が求められていました。そこで、2本の締付けボルトを同時に締付けることで、反力受けを必要としないダブルリンク式のトルクレンチを開発し、作業負荷の低減、作業の安全性の効用および作業効率の向上を図りました。
改善前と改善後
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ソケットが完全にボルトに入らず外れる危険がありました。また、既存のトルクレンチは圧力受けを必要とするため、重い装置(約10kgf)となっていました。
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ダブルリンク式のトルクレンチを開発しました。これにより、2本のボルトを同時に締付けることを可能とし、また、圧力受けを必要としないため、軽量、コンパクトな装置(約4lgf)となりました。
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開発したもの
- ダブルリンク式を採用したため、圧力受けを必要としない軽量な装置となり、一人作業が可能となりました。
- 2本のボルトを同時に締付けるため、作業効率が向上しました。
- トルクレンチのソケットがボルトにしっかりとはまるため、外れる危険がなくなりました。
※トルクレンチの片締めを防止するため、リリースバルブを設け、確実な締付を可能としました。
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