油圧トルクレンチで、ボルトやナットの締結・緩めを省力化
油圧トルクレンチは、大きくわけて油圧ピストン、ラチェット、反力板を含むケーシングの3つから成り立ちます。
油圧ピストンがラチェットに連動する押し爪(ラチェットポール)を押すことで、ボルトやナットを回転させ、軸タイプの場合には、軸の方向を入れ換えることによって締結・緩めを行います。一方向のラチェット機構により、ピストンが戻ってもボルトは回転しない構造です。
これを繰り返して規定トルクまでボルト、ナットを回転させていきます。
油圧トルクレンチのしくみ
油圧トルクレンチは、油圧の力を使いピストンを動かしピストンの前後運動を回転運動に換えて内蔵されているラチェットを動かしボルトやナットを回転させ締結・緩めを行います。1回のストロークで回転する角度は、約30度回ります。
油圧トルクレンチを使うメリット
- 精度の高いトルク管理(精度±3%以内)
油圧トルクレンチは、インパクトレンチや手動式レンチに比べ、締付精度が高く、再現性にも優れています。
- 小型、軽量、大トルク
油圧トルクレンチの特徴は、この三拍子が揃っていることです。その反面、作業速度の遅いことが欠点として挙げられます。
(しかし、弊社のPCX型レンチは、二本のシリンダーを使用し、連続的回転を実現しています)
- インパクトレンチなどに比べ、作業中の騒音が小さいことです。静音型ポンプと併用することで、地上でのシールドマシン
(トンネル掘削機)の夜間組立作業などを可能にしています。
油圧トルクレンチのタイプ
ベストマで取り扱っている油圧トルクレンチは、大きく3つのタイプに分けられます
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ソケットタイプ
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駆動軸にインパクトソケットを取付けて使用します。フランジボルト、ナット等で安定した締付けを行います。 最も数多くの現場で活躍しているスタンダードレンチです。 |
主な製品
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めがねタイプ (センターホールタイプ)
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レンチ本体を直接ナットに掛けるタイプです。上部に空間が無い場所等で有効です。 同一面で安定した反力をとり、確実に締緩を行います。 |
主な製品
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特殊タイプ
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現場のニーズから生まれた、BESTMAオリジナルレンチです。 ユニバーサルジョイント、カップリング、セグメント、ロッドエンドボルトなどの締付け等、長年のノウハウが生み出したレンチです。 |
主な製品
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